「予防接種推進専門協議会」は,当時独立行政法人国立病院機構三重病院院長であられた故神谷 齊先生を委員長として,予防接種に関わりのある関連学会の専門協議会として,2010年10月に発足いたしました。
協議会発足当時の主たる目的は, 「予防接種制度の見直しを行い,子どもたちに必要な予防接種,成人に必要な予防接種を国内で有効に接種できる体制整備に貢献する。特に米国の「ワクチン接種に関する諮問委員会(Advisory Committee on Immunization Practices: ACIP)のような専門家の協議を取り入れることができる組織の日本国内での構築を最終目的とする」というものでした。
その後2013年の予防接種法改正により,厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会が設立され,国内の予防接種制度について検討していく組織が構築されたため,現在は,「予防接種制度について継続的に評価・検討し,全ての年代に必要な予防接種を国内で適切・安全に実施できる体制整備に貢献する」ことを目的としております。
協議会は、前条の目的を達成するため、次の業務を行い、行政担当者、国会議員等に対し答申および提言を行って参ります。
- 予防接種・感染対策の現状および将来のあり方に関する調査および分析
- 具体的施策の答申および提言
- その他、前条の目的を達成するために必要な業務
2015年4月1日
予防接種推進専門協議会
委員長 岩田 敏